Grain Surfboards

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About Grain

Grain Surfboardsは、アメリカ・メイン州の海沿いの町に拠点を構える木製サーフボードのパイオニア。2005年、元船大工のMike LaVecchiaによって創設されたこのブランドは、パフォーマンスはもちろん、クラフトマンシップとサステナビリティの価値を融合させた全く新しいサーフボード文化を切り拓いてきた。

使い捨てのフォームボードが主流となった現代において、Grainは「長く使える道具こそが本物」という哲学を掲げ、木材という伝統的素材の可能性を再発見。波と向き合う道具としての性能と、自然素材ならではの温もりを融合させた、サーフカルチャーの新しいスタンダードを築いている。

設計と構造

Grainのサーフボードは、船大工由来のスキン&フレーム構造をもとに設計されており、空洞を持つ中空構造(hollow wooden construction)によって軽量かつ高強度を実現。一本一本が独立した設計に基づく一点もので、個性ある木目と精緻なバランス設計が特徴。

素材の配置やフレックスの調整は、経験豊富な職人による手作業で仕上げられ、単なる「クラフト」ではなく、実際のライディングで本領を発揮するハイパフォーマンスボードとして設計されている。短めのフィッシュからロングまで、あらゆるスタイルの波乗りに対応可能。

サステナブルな素材と哲学

Grainでは、地元メイン州で持続可能に管理された森林から調達した木材のみを使用。伐採から成形までの全工程において、資源のロスを最小限に抑える工夫が施されている。また、環境負荷の高いファイバーグラスの使用も極力避け、天然素材の持つ耐久性と撥水性を最大限に活かしている。

Grainの哲学は、単なる製品ではなく、「海とのつながりを深めるライフスタイル」の提案でもある。自然のリズムに寄り添いながら波に乗るという原点に立ち返り、消費に頼らないサーフィンの在り方を体現している。